無双直伝英信流 第20代 宗家 河野百錬先生
連盟について
本連盟は、古来より伝承された正統正流無雙直傳英信流居合道、並びにその他各流派の保存、振興、発展に貢献する活動を行い、もって学術の振興に寄与する事を目的とし、その目的を達成するため、日本全国および海外地域において諸活動を行う。
- 正統正流無雙直傳英信流の技術・業の伝承を行える力量を持った会員を育成するための事業、教育研修事業
- 前号の育成のための基本・指針等に関する資料の作成並びに普及
- 正統正流無雙直傳英信流居合道の段位・称号の認定・資格付与の事業
- その他
公式名称
日本語 : 一般社団法人 正統正流無雙直傳英信流居合道国際連盟
ローマ字 : Ippan shadan hojin Seito Seiryu Muso Jikiden Eishin Ryu Iaido Kokusai Renmei
英語表記 : World MJER Iaido Federation
役員
2023年度・体制図
- 会 長 : 小原 憲一
- 代表理事 : 持麾 秀一
- 会計局長 : 松本 英明
創始者 故・江坂静厳 居合道略歴
昭和33年(1958年)1月
- 航空自衛隊岐阜基地に於いて、河野百錬先生の高弟である福井虎雄先生の門下生となる。
因みに、福井先生は昭和15年(1940年)5月に河野先生の門下生となった。
- 航空自衛隊岐阜基地に於いて、河野百錬先生の高弟である福井虎雄先生の門下生となる。
昭和35年(1960年)9月
- 福井先生は師匠である河野百錬先生を岐阜基地に招かれ、講習会を実施、福井先生門下生に紹介された。河野先生と江坂の出会いであった。
河野百錬先生は、誠に残念なことに、昭和49年(1974年)5月21日 77歳でその生涯を閉じられた。
この時期に、河野先生と福井先生から授かった居合道の剣の技術と、精神的な数々の教導が、今日の江坂静厳の根幹となっている。
- 福井先生は師匠である河野百錬先生を岐阜基地に招かれ、講習会を実施、福井先生門下生に紹介された。河野先生と江坂の出会いであった。
昭和50年(1975年)9月
- 渋谷『蔵脩館』・松戸市武道館にて江坂道場を開設する。
昭和51年(1976年)5月
- 全日本居合道連盟 範士を拝命。
昭和56年(1981年)10月
- 全日本居合道連盟 9段を拝命。
平成 2年(1990年) 6月
- 第1回ドイツ居合道講習会開催
以来現在に至るまで、海外で実施された講習会・演武会は50回を数え、訪問国は8カ国に及ぶ。
- 第1回ドイツ居合道講習会開催
平成 3年(1991年) 5月
- 全日本居合道連盟 10段を拝命。
- 全日本居合道連盟 10段を拝命。
平成22年(2010年) 4月
- 正統正流の業前を正しく学ぼうとする日本国内外の有志達の受け皿として、
『一般社団法人 正統正流無雙直傳英信流居合道國際連盟』を設立する。
- 正統正流の業前を正しく学ぼうとする日本国内外の有志達の受け皿として、
平成23年(2011年) 5月
- 全日本居合道連盟を離れる。
- 全日本居合道連盟を離れる。
平成26年(2014年) 10月
会長 小原憲一 居合道略歴
1972年(昭和47年)
- 木更津自衛隊基地で居合道の稽古をしていらした伊藤先生より、六本木自衛隊檜町道場で稽古されていた江坂先生を紹介される。
その人物と英信流の業前に感動し、入門師事することとなる。
- 木更津自衛隊基地で居合道の稽古をしていらした伊藤先生より、六本木自衛隊檜町道場で稽古されていた江坂先生を紹介される。
2007年(平成19年)
- 千葉県木更津市に居合道道場『厳心館』を設立する。
道場名は江坂静嚴先生の命名による。
- 千葉県木更津市に居合道道場『厳心館』を設立する。
2010年(平成22年)
連盟設立の発起人となり、連盟設立後は理事として江坂静嚴会長の補佐役としての活動が始まる。
同年、連盟公認指導員に任命される。海外セミナー:
- ドイツ・フランス・ベルギー・シンガポール・台湾と江坂静嚴先生の補佐役として多くのセミナーに参加する。
2011年(平成23年)
- 範士八段となる。
- 範士八段となる。
2012年(平成24年)
- 指導局長に任命される。
2021年(令和3年) 5月末日
- 江坂静嚴先生の会長辞任が理事会で承認され、江坂静嚴先生の指名と理事会の承認により新会長に任命される。
2022年(令和4年)
- NHK出版「刀剣Lovers入門」居合道講師として取材協力
- NHK Eテレ「趣味どきっ!」刀剣Lovers入門・参の剣にて居合道講師として出演
無雙直傳英信流の業
全ての業は学ぶべき立ち位置により、段位によって振り分けられています。
大日本抜刀法、基本
- この「基本」は、立った姿勢から業に入ります。これは初心者でも行い易く、居合道を学び始めてから初めの2、3ヶ月の稽古の中で学びます。他にも「基本」となる4つの業がありますが、それは2,3年後の稽古で学びます。
- 順刀其の一 Juntou Sono 1
- 順刀其の二 Juntou Sono 2
- 追撃刀 Tsuigekitou
- 斜刀 Syatou
- 四方刀其の一 Shihoutou Sono 1
- 四方刀其の二 Shihoutou Sono 2
- 斬突刀 Zantotsutou
大日本抜刀法、 奥
- これらの業は「奥居合」の「歩」と「納刀」を学びます。
- 前敵逆刀 Zentekigyakutou
- 多敵刀 Tatekitou
- 後敵逆刀 Koutekigyakutou
- 後敵抜打 Koutekinukiuchi
正座之部 (初伝 大森流)
- 大日本抜刀法「基本」に加えて、最も基本的な技として教えられるものです。正座之部の業は全て「着座(正座)」の状態から始めます。例外として、「追風」は立脚した状態からとなります。
以下、「正座之部」の業。
- 前 Mae
- 右 Migi
- 左 Hidari
- 後 Ushiro
- 八重垣 Yaegaki
- 受流 Ukenagashi
- 介錯 Kaishaku
- 附込 Tsukekomi
- 月影 Tsukikage
- 追風 Oikaze
- 抜打 Nukiuchi
立膝之部 (中伝 又は 英信流)
- 江戸時代初期の武芸者、「長谷川英信」によって考案されたとされています。これらは通常3段からの業として教えられています。立膝之部の業は、右膝を立てた状態の「立膝」から始めます。「真向」に於いては、「正座」からになります。
以下、「立膝之部」の業。
- 横雲 Yokogumo
- 虎一足 Tora issoku
- 稲妻 Inazuma
- 浮雲 Ukigumo
- 颪 Oroshi
- 岩波 Iwanami
- 鱗返 Urokogaeshi
- 波返 Namigaeshi
- 瀧落 Takiotoshi
- 真向 Makkou
奥居合居業之部 (奥伝)
- 「奥居合」の業は、上級の業となります。これは「立膝」の状態から始めます。
以下、「奥居合居業之部」の業。
- 霞 Kasumi
- 脛囲 Sunegakoi
- 戸詰 Tozume
- 戸脇 Towaki
- 四方切 Shihougiri
- 棚下 Tanashita
- 両詰 Ryouzume
- 虎走 Torabashiri
奥居合立業之部
- 「奥居合立業之部」は「立脚」した状態から始めます。例外として、「暇乞」の三業は「正座」から始めます。
以下、「奥居合立業之部」の業。
- 行連 Yukitsure
- 連達 Tsuredachi
- 惣捲 Soumakuri
- 惣留 Soudome
- 信夫 Shinobu
- 行違 Yukichigai
- 袖摺返 Sode Surigaeshi
- 門入 Moniri
- 壁添 Kabezoe
- 受流 Ukenagashi
- 暇乞其の一 Itomagoi Sono 1
- 暇乞其の二 Itomagoi Sono 2
- 暇乞其の三 Itomagoi Sono 3
受審について
- 日本国内 :
- 原則的に年1回 秋に昇段審査会を開催
- 原則的に年1回 秋に昇段審査会を開催
- 海 外 :
- 海外講習会の際に、昇段審査会を開催
- 海外講習会の際に、昇段審査会を開催
- | 段位・称号 | / 受審までの期間 認定 |
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初 段 | / 稽古開始後、満1ヶ年以上の者 | |
二 段 | / 初段受有後、満1ヶ年以上の者 | |
三 段 | / 二段受有後、満1ヶ年以上の者 | |
四 段 | / 三段受有後、満1ヶ年以上の者 | |
五 段 | / 四段受有後、満1ヶ年以上の者 | |
六 段 | / 五段受有後、満2カ年以上の者 | |
錬 士 | / 六段受有後、満2カ年以上の者 | |
七 段 | / 錬士受有後、満3カ年以上の者 | |
教 士 | / 七段受有後、満4カ年以上の者 |
国際連盟組織
World MJER Iaido Federation
一般社団法人 正統正流無雙直傳英信流居合道国際連盟